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Q1. 各種専用培養土は、その植物以外には向かないのでしょうか?
Q2. そのまま植えられると有りますが、肥料や養分も全て入っていて必要無いのですか?
Q1. 赤玉土や鹿沼土・黒土・腐葉土などの基本用土は、そのまま単品でも使えるのでしょうか?
A. 赤玉土・黒土などは、殆どの植物に使えるベース用土なのでそのまま単品でも使えます。鹿沼土などはサツキ・ツツジ・シャクナゲ・ブルーベリーなどには単品でも使えます。腐葉土は他の用土に2〜3割混ぜて使うと効果があります。赤玉土や鹿沼土・桐生砂などは、粒状になっていますので、水はけが良く、鉢植え・プランター等には適しています。黒土のように、保水性が有り細かくて水はけのやや悪い用土は、鉢植えより花壇・菜園・庭木などに向いています。ただし、いずれも肥料分は殆ど含んでいませんので、元肥や追肥が必要です。
Q2. 基本用土と他の用土を混合する場合のポイントは?
A. 自分で用土を混合して培養土を作る場合は、植物によって異なりますが、基本的な一般草花等の栽培には、ベースになる用土(赤玉土・鹿沼土・赤土・黒土・庭の土など)を約60%、有機質(腐葉土・ピートモス・堆肥・牛ふんなど)20%、土壌改良材(バーミキュライト・パーライト・クン炭・ゼオライトなど)20%位が適当と思われます。更にわかりやすく言えば、赤玉土70%・腐葉土30%の混合をベースに、そのまま植えるかバーミキュライト・パーライト等の土壌改良材をブレンドして培養土を仕上げれば、殆ど失敗はないでしょう。
Q3. 基本用土は天然の原料が多いと思いますが、雑草の種子や病害虫などの心配は無いのですか?
A. 天然の資源でも、赤玉土・鹿沼土・桐生砂・軽石・日向土などは、地下に埋もれた資材を掘り出した物で、殆ど雑菌は含んでいません。更に、天日乾燥・火力乾燥などで仕上げた物で、雑草の生える心配はありません。それに対し、黒土は表土(地表を形成している土)を掘り上げたもので、所により雑草の種子が少し混ざっている場合があります。その代り黒土は天然の養分を含んだ、畑の土としてはとても優れた性質を持っています。
Q4. 基本用土には、肥料・養分は含まれていますか?ない場合は土に混ぜて補給した方が良いですか?
A. 基本用土には、いずれも肥料分は殆どありません。天然の養分は少々含んでいる物も有りますが、培養土を作る場合は、元肥(土に肥料を混ぜる)を補給した方が良いでしょう。ただし、種まき・さし芽・さし木・小苗の場合は、肥料分があると(又は強いと)弱ってしまう場合がありますので、その場合は、活着(根付く)して新芽が伸び始めて勢いが出てから追肥を与える方が良いでしょう。
Q1. 各種専用培養土は、その植物以外には向かないのでしょうか?
A. 用途の植物名が入った専用土も、多くの場合それ以外には使えないという事はありません。植物の分類で大きく分けると、《草花・球根》《観葉植物》《果樹・花木》《らん類》《サボテン・多肉植物》《野菜》などに分かれますが、これらの分類の中で使えば、表示以外でも使えます。ただし、水はけやPH(酸度)・肥料分など、微妙に植物の好む環境に合わせて配合して専用土をブレンドしていますので、専用土をお勧めします。特に次の植物は専用土をお勧めします。《シンビ・洋らん》《東洋らん・えびね》《サボテン・多肉植物》《山野草》《セントポーリア》《ブルーベリー》《菊》《種まき・さし芽用》《水生植物》などです。
Q2. そのまま植えられると有りますが、肥料や養分も全て入っていて必要無いのですか?
A. 植えつけて直後は、肥料分の無い方が良い場合もありますので、通常の場合あまり肥料は含んでいませんが、「元肥入り」などと袋に記載されている場合は、緩効性(ゆっくり効いて肥あたりの少ない)の肥料を施してあります。いずれも、そのまま苗を植えて差し支えありません。「元肥入り」でも一定期間(通常1か月〜2か月)を経過すれば、肥効は落ちて来ますので、追肥をお勧めします。
Q3. メーカーにより、違う種類の培養土がたくさん出ていますが、良い土の見分け方のポイントは?
A. 培養土の良し悪しを見ただけで判断するのは難しいと思いますが、おおよその判断材料をご説明します。◆あ まり粉っぽくないもの(根詰まりを起し易い)◆粒状の土(赤玉・鹿沼・軽石・パーライトなど)を配合した水はけの良いもの◆堆肥などの悪臭が無いもの(未 発酵のものは、臭いが強い)◆握ってもあまり固まらないザックリとしたもの◆有機質(腐葉土・バーク堆肥・ピートモス等)を配合したふかふかした物…など を参考にして下さい。数値が表示してある場合は、PH6〜6.5・EC1.5以下位が適当です。ただし、植物の性質により異なりますので、ご注意くださ い。
Q4. 一度使い終わった後の土は、再度使用が可能ですか?使える場合は、どのような処理が必要ですか?
A. 一度使った土をそのまま再度使うのは感心しません。その理由は、?前に植えた植物の古い根等の腐ったもの や、病原菌などが残っている可能性がある?団粒構造(空気の入る隙間のある土)が崩れ、根詰まりする可能性が高い。?肥料・養分が吸収されつくし、地力が 衰えている…などによります。しかし、再利用する方法もあります。簡単な」手順をご説明します。?使用後の土を、ふるいにかけて、古い根や異物を取り除く ?ビニールの上などに広げ、天日乾燥消毒をする。(日差しのある時に1日〜2日)消石灰などを混ぜるのも良い?赤玉土や腐葉土等の新しい土と同量位混合す る。その時、市販の再生材などを混ぜると更に効果があります。病気にかかった植物を栽培した培養土の再利用は控えた方が賢明です。
Q1. 元肥・追肥・お礼肥・寒肥の区別と与え方のポイントは?
A. 肥料の与え方としては、与える時期による区別と、与える方法による区別があります。与える時期による分け 方は次のようになります。?元肥《植え付け用土に予め施しておく》?追肥《成長過程に合わせ、肥料を追加して行く》?お礼肥《収穫後、明年の為にしっかり と育ってもらう為に施す》?冬の間に、明年の活動初期から養分が吸収できるように施しておく。与え方としては、元肥は植え付けの1週間〜2週間前に土と良 く混ぜ込む。追肥は、置き肥(土の表面にまく)か、畝間に土と混ぜ込む。液体肥料にして与える場合は、株元の土の表面に散布するか、葉面全体に散布する。 寒肥・お礼肥の場合は、有機主体の肥料を株間に土と混ぜて敷き込むと良いでしょう。
Q2. 即効性と緩効性の肥料の違いと使い方は?
A. 一般的には、化学肥料(化成肥料・尿素・カリ・硫安など)は即効性があり、有機質肥料(堆肥・牛ふん・鶏 ふん・油粕など)は緩やかに効き、効き目が長く持続します。化学肥料は、使いすぎ(濃度障害)に注意が必要です。有機質は概ね発酵処理済みの物を使い、未 発酵の物は避けた方が無難です。最近では、高成分の化成肥料にコ―テイング(皮膜処理)を施したり、時間をかけてゆっくり溶けだす緩効性の肥料が多く開発 され、化成肥料でも元肥として安心して使えるものが出回っています。「緩効性」と表示された化成肥料は元肥としても、追肥としても使えます。
Q3. 良い堆肥の見分け方は?
A. 堆肥の良し悪しの判断の基準は、?見た目が黒っぽいかこげ茶色の発行処理済みの色をしているかどうか?? しっとりとした水分が有りながら、殆ど臭い(発酵臭)の無いこと?C/N比[炭素・窒素比=堆肥の発酵熟成度を表す]の数値が35以下(出来れば20以下 が望ましい)であること。表示をしていない場合もありますので、その場合は色・臭い・水分で判断して下さい。
Q4. 肥料の3要素(チッソ・リン酸・カリ)をみて、用途に合った肥料を選びたいと思いますが、見分け方は?
A. チッソ・リン酸・カリは3大要素と言われ、植物の健全育成に欠かせない養分です。肥料として売られている 物は全て、この3要素が表示され保証されています。その内、チッソ分は葉や茎を丈夫にします。リン酸分は実肥えとも呼ばれ、良い花や実をつけるために効果 のある成分です。また、カリ分はしっかりとした茎や根を育て、丈夫な植物体に育てる効果があります。用途に合わせ適切な肥料を選び、用量・用法を守ってお 使い下さい。